新潟で行われた第115回 日本精神神経学会学術総会で、Leaders Round Table

「アジア太平洋地域各国における精神科の多職種チーム医療」にシンポジストとして参加してきました。

 

コーディネーターは、秋山剛先生と岸本年史先生。

 

シンポジストはアメリカ精神医学会からBruce Schwartz先生とSaul Levin先生。

オーストラリアのThe Royal Australian and New Zealand College of PsychiatristsのJohn Allan先生とAndrew Peters先生。そして台湾のShih-Cheng Liao先生。

日本からは女子医大の西村先生と私。

 

リエゾン精神医療についてざっくばらんな意見交換を行いました。

印象的だったのは、オーストラリアの先生から、循環器疾患の末期の患者さんが他の患者さんと同じ病棟に入院しているのは、日本人の死生観によるものか?と質問されたこと。

 

ちょっと戸惑ってしまい、ピントの外れた答えを返してしまったところ、秋山先生が分かりやすく説明してくださった。

がんと異なり、心疾患は予後予想がしづらいため、緩和病棟に移るタイミングを逸することが多いからではないか、と。

 

そう。日本では身体科の先生が末期だとはなかなか判断されないことがあります。

 

もちろん、循環器など身体科の先生たちの姿勢を非難することなど絶対できないです。 

先生たちが最期まであきらめないでいてくれることが、どんなご家族にとって救いになってきたことか。

 

それでも、いつかは必ず最後の時は来る。

 

積極的治療よりも、患者さんの苦しみを緩和することが優先される時の見極めは非常に難しい。

そのあたり、他の国はどうしているのか、聞けばよかったけど、自分たちの発表で精いっぱいでした。。。

 

シンポジストがチーム医療について、お互いから学びあい、親交を深めることが目的のようだったので、そういう意味では目的は達成できたのではないかと思います。